なぜ、だ液検査をするの?
一見きれいで健康なお口の中にも約500種類、数億もの細菌がいると言われています。その細菌は歯科医院での通常の問診や視診では把握することができません。
目に見えないその細菌は「むし歯菌」「歯周病菌」「その他」の3つに大きく分類することができます。その中で、むし歯菌の代表的な菌はミュータンス菌(きっかけの菌)とラクトバチラス菌(進行させる菌)があります。これらはだ液検査をすることで見つけることができます。
『削って詰める』という単なる修理だけがむし歯の治療法ではありません。本来あるべきむし歯の治療とは、自分自身のむし歯のリスク(かかりやすさ)やむし歯の成り立ちなどの知識をしっかりと身につけ、歯科医院と二人三脚で歯を悪くする根本的な原因を無くしていくことなのです。

ミュータンス菌(きっかけの菌)
ミュータンス菌は生まれた時の口の中にはなく、1歳半~3歳までに親から子へ感染すると言われている細菌です。感染元は親のだ液で、親と子が同じスプーンを使うなどが原因で感染します。いったん感染すると何かをすればすぐに減らせることができる細菌ではありませんから、そもそもの活動を抑えることが必要になります。
ミュータンス菌は食べ物や飲み物の糖分を元にして増殖し、自身を守る粘液状の物質を菌の周囲に放出します。この菌と粘液のかたまりがプラークと呼ばれる白い汚れとなります。

ラクトバチラス菌(進行させる菌)
ラクトバチラス菌は間食の多い方や詰め物が合っていない方に多いとされます。この細菌は歯を溶かす酸を出す力が強く、歯の面にくっつく力が弱くいことです。
ラクトバチラス菌は、食事や飲み物からお口の中に侵入すると考えられており、歯の表面ではなくむし歯の内部や治療後の詰めもののすき間などから検出されます。このため、間食を減らすことや精度の高い詰め物に変えることで減少することがあります。
歯ブラシをしたり、フッ素を塗布したりして予防をする以前に、本来あるべきむし歯予防とは、自分自身のむし歯のリスク(かかりやすさ)やむし歯になるメカニズムをしっかりと身につけ、歯科医院と二人三脚で歯を悪くする根本的な原因を調べて、個々に合わせたオーラルケアプラン立てることがスタートなのです。
だ液検査でわかること
- むし歯の主な原因となるミュータンス菌の数
- むし歯を進行させる主な原因となるラクトバチラス菌の数
- 適合しない詰め物や被せ物がある可能性
- お口の中を中性に保ち健康にする唾液分泌速度と量
だ液検査がおすすめの方
- 歯ブラシをしているのに繰り返しむし歯になる方
- 矯正治療をして装置をつけている方
- 生涯自分の歯で食事をしたい方
- 根本的にむし歯予防をしたい方
- 最適な予防プランを立てたい方
当院で使用しているだ液検査キット

デントカルト
最近多くの歯科医院で使用している簡易な検査キットとは違い、当院で使用する唾液検査キットは、あらゆる年代の方のお口の中の環境を調べることができ、目に見えないむし歯のリスク(細菌、食生活、唾液の質)を知ることができます。
患者さんとともにむし歯予防の対策を立てられ、検査後にだ液から採取した細菌の状態を直接見ていただくことができます。予防歯科医療の進んだ北欧の大学や公的機関でも使用されており信頼性の高い検査方式です。
だ液検査の流れ

1.ご予約
都合のよい日時をご予約ください

2.検査
だ液の量、ミュータンス菌、ラクトバチラス菌などの項目を検査します

3.結果説明
カウンセリング
一人ひとりの状態にあった予防プログラムをご提案します
費用(税込)
- 1検査につき5,000円
- 家族割引:4,000円
※この検査は保険外診療です